メッセージとしてはアルアルだが、決して有り触れた題材に見えないのはさすがの手腕。
最初から最後までホラーな恒松祐里、不気味と美しさの融合・高杉真宙、奪える「××」が無さそうな東出昌大、ハセヒロ「チャオへの道のり」、キャスティングが見事すぎて唸る。
主人公の長澤まさみが感情的すぎて、それがもう…女としてものすごく共感できた。そうだよね。夫が記憶を失くして別人のように現れたらこうなるでしょ。
SFだし、ちょいホラーっぽいけど純然たる愛の物語。
結末には全く納得行かないけれども、だからホラーなのだと思った。
そんなつもりじゃなかったからこうしたのに…この結末が一番のホラーだな。