DarkKnightK

エンド・オブ・ステイツのDarkKnightKのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)
3.7
「ニック・ノルティとともにスケールも縮小」

1,2作目で命を掛けて守ってきた大統領はおらず(特にその言及も無く)、ホワイトハウスの面々はモーガン・フリーマン以外はすっかり様変わり。バニングは相変わらずの強さではあるのだが、今作はホワイトハウス、イギリスを火の海にしてきた彼らしからぬスケールの小ささ苦笑。最終的には病院半壊止まりで不完全燃焼であった。

それというのも要らん人間ドラマを組み込んでしまったから。このシリーズはかつてのシュワちゃん、スライ(スタローン)のように銃と拳で事件解決してればいいものを(失礼な言い方してますが、これでも1,2作目は結構気に入ってるのです)無理矢理バニングの父ちゃんを登場させたのが敗因ではないかと。その父ちゃんを演じるのがニック”タフガイ”ノルティ。かつては48時間シリーズでそれこそ今のジェラルド・バトラー並みの巨漢でタフガイなイメージだったが、役柄もあるのだろうがすっかりカラダもオーラも縮んでしまった印象(エンドクレジット見るまで確信が持てなかったほど)。そんなしょぼくれた父親との再会ドラマに時間を費やして欲しく無かった。120分のうち100分以上ドンパチして欲しかった。
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