「のっぺりウルトラマン」
どストライクの世代ではなく、どちらかというとロボット派だったのでタロウまでかいつまんで見た人の感想。
ウルトラマンのデザインは近年のスマートなものでなくあえて初期デザインのところが好感が持てた。一方で禍威獣のデザインはかなり独自のアレンジが加えられて(ゼットンなんて、「そう来たか」でした)これはこれでまた良かった。その正体が早々に世間に知られてしまったり、ウルトラマンファンとしてはNGなのかもしれないが、シンゴジ同様に現代的解釈としてはありなんじゃなかろうか。樋口さん庵野さんのこだわりは随所に見られるが(政府お偉いさんの面々にシンゴジとのリンクもあってニヤリ)、このシリーズは未知なる力に対して無力な人間が己の力を「信」じて力を合わせるのが魅力だと思っているので。
ウルトラマンと人間の間の心の揺らぎを斎藤工さんが上手く演じていた。それよりも個人的にはオタク隊員の有岡くんが良かった。ヒルナンデスの大ちゃんしか知らなかったので、演技力にビックリ。