面白くなかった。評判が悪いのは知っていたけれど、観ると決めていたし結構楽しみにしていたから迷うことなく鑑賞！予告の時点で「『君の名は。』の二番煎じ！」みたいなことを言われていて確かにそうとも感じたけれど、自分は予告は結構好きだった。でも本編は全然好きじゃなかった。
オリジナル版は未見だからそっちと比べてどうってのはわからないけれど、夏、花火、青春…個人的にはワクワクするキーワードばかり！だから夏休みの雰囲気を何となく体感できたのはよかったけれど、それでも気持ちが高ぶらなかった。
序盤からどうしても気になってしまったのが菅田将暉の演技。あまり合っていないように感じた。というかあの少年の声を演じるのは厳しいものがあったと思うし責めすぎるのも酷かなぁ…。ずっと違和感がつきまとった状態での鑑賞になってしまって残念。
広瀬すずはよかったけれど、なずなというキャラクターは…うーん。急に歌い出してからのメルヘンチックな妄想…別に歌ってもいいけれど尺を伸ばしているようにも感じた。この作品は尺を頑張って引き伸ばしてそれでやっと90分！って印象を受けた。それならもっと描いてほしい部分もあったんだけどなぁ。
そしてラストは自分が勝手にある解釈をして何じゃそりゃ！と思いつつも、観ている側に解釈を委ねるようなラストではあったし…だけどやっぱり好きじゃない。でも主題歌はやっぱりよかった！ラストシーンでモヤりながら聴くことになったから変な感情にはなったけれど。
休日の昼間に観に行ったから家族連れのお客さんが結構いて、心なしか上映終了後には真顔というかキョトン顏になってる子どもが多かったような気がする。それは気のせいかもしれないけれど、自分は一緒に観に行った人と苦い表情で顔を見合わせてしまった…。
