かなりオリジナルに忠実だなという印象。
当時のドラマのコンセプトだったif、もしもの視覚化としては素晴らしかったと思う個人的に。
オリジナルを知る身として、やはりこの物語はノスタルジーで満たされていて、この作品のようなファンタジーではない気がしてしまう。
オリジナルは小学生の設定で本作は中学生というのも大きいのかな。
性を意識して憧れの異性との恋愛に焦がれる季節ではなくて、異性の存在に気づかないように強がっているのに、その存在を意識させてしまう圧倒的な異性のいた季節とでもいうのか…。
そういった意味でオリジナル作品の奥菜恵のずば抜けた魅力と岩井俊二の雰囲気や気配を映像化してしまう表現力あってこそ成り立ってた物語な気がする。
世代が違えば受け取り方も違うだろうからそこは個人の感想でしかないけど。
…にしても本当に可愛かったなぁ。
ラピュタのシータと同じぐらいの確率で当時の小学生は奥菜恵に恋したと信じてる(笑)。
年バレるけど観た時ほぼ同世代だったのも大きいのかなぁ。