原作森見登美彦×監督湯浅政明
おなじみの最強タッグをやっと映画で観れました！
「こうして出会ったのも、何かのご縁。」
冴えない主人公の熱い想いが必然と入り交じり運命に向かっていくファンタジーに終始引き込まれますね。細かい小ネタが本当に想像力に富んでいて感心します。主人公の乙女が活発に夜の街をどんどん突き進んでいき物語を引っ張っていく感じが物凄く好きでした。花澤香菜さんの声が非常に良い。とてつもなくいい。どのアニメでも声は似ているのですが(そりゃ同じ人だからね)、なぜか全く違う少女に見えるのが不思議です(つまり天才)。星野源氏の声はずっとしっくりこなかったです。
作品のディティールとしては、目まぐるしく減っていくお酒、偽りの電気ブラン、詭弁踊りが木屋町を煌びやかせ、古本市が水中になったり、文化祭の演劇部の音楽も学生感が出ながらもどれも名曲で良い。鯉が降ってくるとか最高すぎる。風邪が巡り、物語が進んでいくところもずっとほっこりしながら観れました。羽がハートとかね、最高よね。
相変わらずのやりすぎ感はありますが、アニメーションでしかできないことが詰まりに詰まっていてケンタッキーのバリューパック並みのボリュームです。お腹いっぱいです。やりすぎてもやりきれないよりはいい。この映画はやれる。できる！笑
P.S.４畳半神話体系を観ていた僕としては懐かしく、また違った形で木屋町の楽しみ方を感じられました。木屋町は思い出がいっぱいあり、行きたいと思いました。
