めかぽしや

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのめかぽしやのレビュー・感想・評価

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人生とは運命なのか環境なのかよく考えるのですが、
この場合は環境ですね。
そして子供にとって母親の存在は
とても大きなものだと感じてしまいました。

92年のナンシー・ケリガン襲撃事件の後
アメリカ国民が手のひら返したかのように
トーニャ・ハーディングを嫌いになりました。
リアルタイムではあまり興味がなく
何となくしか知らなかった事件です。

トーニャはもともとスケートの才能があったのでしょう。
ただ、生まれた場所が悪かった。
貧乏な生活だったり鬼のような母親だったりで。
それでも這い上がり栄光を自ら勝ち取っていく姿はとてもタフで頼もしかったです。
ようやく母親から離れてられたかと思ったら夫の存在がトーニャの足枷になるのです。

自らの非ではないのに
大好きで生活の糧でプライドを持てる
スケートが出来なくなる辛さは
真相はまだ分かりませんが
昨今のアメフト選手にも重なり
観ていてとても辛くなりました。

ただ、マイナス要因ばかりのなか
どこかしら面白可笑しく作られている
作品で重たい気持ちにはならずに
いられたかなー。

トーニャの母親の肩にいるインコは
後半メガネを突いていて
あれは偶然なんだろなと思ったり。
ウロコインコが可愛かったです。
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