アズマロルヴァケル

キラー・インフェルノのアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

キラー・インフェルノ(2016年製作の映画)
3.3
とにかくくどい映画

一人の保安官がことの発端を語る。新婚旅行でカップルが車を走らせていると車がパンクしてしまう。仕方なくカップルが周辺を歩いてると一軒家にたどり着き、その家の電話を借りてレッカー車を呼ぼうとしていた。しかし、家主のエメリーによって襲われた二人は拘束されてしまうのだが、形勢が逆転し、カップル側がエメリーらを襲撃するかたちとなってしまうという話。


実はエメリー役は言わずと知れたサメ映画のホープ「鮫の惑星:海戦記」の悪役の人ということで気になって見てみたのですが、さっき書いた通り全編保安官が回想して進行する話なのでほぼ保安官がメインとなっちゃってる話です。


なので、過去と現在が平行して進む仕組みではあるのですが殺人鬼カップルの話が観たいのに妙に保安官のパートが入ってくるのでなかなかくどかったです。捜査する側のほうは分からなくもないんだけど責めて殺人鬼カップルの話が観たいんだよなぁ。

で、話としてはごく普通のスリラー映画ならではの設定で、「ノック・ノック」や「ジャッカルズ」のようなホーム・インベーションものにアレンジを加えたものではありますが、登場人物にはそれぞれ悲しい過去を背負っている訳ありの4人で構成されており、内容は薄いのですがラストのエメリー側のひっそりと妻と暮らす姿勢には浮気相手殺しちゃったけど殺人鬼に殺されてそうになった近況にヒヤヒヤとしたけどそれでも妻を愛してる気持ちは変わらんのだろうと思うが、もしもエメリーが冒頭で拳銃自殺しちゃったらますます切ないんだろうなぁ。


ちなみにこの映画の一番の見所はクリッシィの衣装。唯一露出度の高い服で登場して中盤にはクリッシィのパンツが画的に見せてくれますが、お尻のラインくっきりとしているレースのパンツは男性陣は虜になりますよ。