ブタブタ

犬ヶ島のブタブタのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.5
『ウェス・アンダーソンのDUNE』
みたいに思った!
メガ崎市は帝国、独裁者・小林は皇帝、アタリは救世主ポウル、犬ヶ島は惑星アラキス、メガ崎タスクフォースは皇帝親衛隊サルダウカーで犬達は砂漠の民フレーメン。
レトロフューチャーな大都会メガ崎、市、神社や相撲、昭和世界をアップデートしたみたいな架空のディストピア日本。
奇妙なコンピュータにメカドックは完全にメカゴジラ。
メガ崎市とは対照的な犬ヶ島は地域によって色んな特色をあって原子力発電所の廃墟や広大な草原やゴミの山やら混沌かつ幻想的な一種のユートピア世界で、その全てが細密に作られた独自の美術・建築・デザインは圧巻、これってホドロフスキーが『DUNE』でやりたかった事じゃないかな~と思いました。
黒澤やエヴァンゲリオンの影響もアンダーソン監督はインタビューで語ってましたが、黒澤明・小津安二郎がもし近未来SF映画を撮ったらこんな風になるのではとも思いました🐕
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