Ryu

探偵はBARにいる3のRyuのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)
3.8
探偵は相棒兼運転手の高田の後輩 原田から「恋人の麗子を探して欲しい」との依頼を受ける。探偵は麗子が所属していたモデル事務所“ピュアハート”を調べていくうちに、そこが売春組織であることを突き止める。探偵は事務所に赴き、オーナーである岬マリと遭遇し、彼女に既視感を覚える。

シリーズ3作目。前2作から監督が変わっています。
相変わらず、シリアスとコメディのバランスが絶妙にイイ。大泉洋と松田龍平のコンビも最高です。
今回は監督が変わったのもあってか、なんとなく夜の街のピンク要素がちょっと減っていたような印象でした。
ストーリーは非常に重厚なものに仕上がっていて、より渋い、ビターな雰囲気になっていたと思いました。
今シリーズはヒロインも非常に魅力的だと思うのですが、今作の北川景子もめちゃくちゃよかったです。まず言わずもがなですが、ほんっとにキレイ。キャラクターもまさにファム・ファタールで、危ないけど魅力ダダ漏れのイイ女って感じでした。終盤の彼女の行動もまぁ切ない。1作目の小雪、2作目の尾野真千子に続き、強くて危ないけど、めちゃくちゃ魅力的なヒロインを見事に体現していたと思いました。
リリー・フランキーのインテリヤクザもハマり役だったと思います。ネチョっとした怖さの出した方が素晴らしいですね。
大泉洋と松田龍平コンビ、魅力的なヒロイン、何転かあるストーリーなど、相変わらずのこのシリーズならではの魅力に溢れており、安定したおもしろさがある作品でした。
2023年現在、シリーズ4作目の話は聞かないですが、是非ともまだまだ観たい。探偵にはずっとBARにいてほしいです。
Ryu

Ryu