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つむじ風のumihayatoのレビュー・感想・評価

つむじ風(1963年製作の映画)
5.0

渥美清が引っ掻き回すドタバタ劇
登場人物たちもコミカル方向の濃さが半端ではなく、話のからませかたも絶妙で、全て渥美清扮する陣太郎の思い通りに事が進行していき痛快でした
そして陣太郎の思惑通りか計らずかはわからないラストもとてもよかった
突然現れてはみんなを巻き込んで去っていく、まさにつむじ風でした
「素十六になってしまえば怖いものなどなにもない!!」と言う、あっけらかんとした生き方もペテン師ぶりも最高です

ワイプによる場面転換、照明の使い方などが面白く、なかなか攻めた演出がシュールさコミカルさのいい味付けになっていておもしろかったです
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