アメリカTVシリーズの「逃亡者」をハリソン・フォードを迎えて完全オリジナル映画化した娯楽作。
無実の罪で死刑判決を受けた医師が、
護送中に決死の逃亡。
妻を殺害した真犯人を追う決意をするが、
その背後には彼の逮捕に執念を燃やす連邦保安官が迫っていた。
何回観てもつい見入ってしまう。
最初から最後まで緊張感があり見応え十分。
キンブル医師演じるハリソン・フォードの逃亡劇と、
ジェラード捜査官演じるトミー・リー・ジョーンズの追跡劇が楽しめる。
キンブル医師は逃亡しながらも身の潔白を証明する為に、
真相を究明していくが、
その為には病院や刑務所など、
リスクの高い場所に出向かないといけない。
ただ逃亡するだけでは解決しないのである。
逃げる先々で医者としての能力を発揮するのも面白い。
執拗に追いかけるジェラード捜査官、
冷静沈着ながらもコミカルな部分もあり、
ハマリ役だとも言える。
追う者と追われる者のニアミス具合も丁度良かった。
ジュリアン・ムーアもちょい役だったが好演。
ラストシーンでジェラード捜査官の優しさ(内緒)に心なごむ。
列車の脱線やダムへの投身などアクションシーンも用意されているが、
単なるアクション映画で終わらないのが良かった。
今年も一年ありがとうございました。
来年のよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。