フライ

ヒトラーに屈しなかった国王のフライのレビュー・感想・評価

3.8
最近話題のノルウェー王室だが、そんな王室が国民から愛される理由が良く分かった。
第二次世界大戦ナチス・ドイツのノルウェー進行と国王、政府、国民との関係を描いた内容はとても心が熱くなるものがあった。国王の常に国や国民に思いを向ける雰囲気や言葉が心に染みたし素敵に思えたと同時に、一個人としての苦しみや親として王子の今後を心配し葛藤する姿は観ていて辛かった。終盤でのドイツ公使とのやり取りで国や国民の未来が決まる際発した言葉は個人的な怒りが込められていて心配になったが、それ以上に心が熱くなった。そして政府関係者の前で発した宣誓は素晴らしく王室が愛される理由が良く分かった。ラストが国王としてでは無くおじいちゃんとしての姿がとても良かった。
ストーリー事態は単調に進んで行くので若干飽きる部分も有るが、優しい雰囲気と音楽、濃い内容と感動でとても魅力に溢れた映画だった。
フライ

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