狭須があこ

MEG ザ・モンスターの狭須があこのレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
4.3
「海底47m」のレビューで書いたんですが、私は怖い映画を見るときは横に妄想のブルースウィリスを座らせるクセがあるんですよね

だけど、次からステイサムにするわ!

「ロスト・バケーション」「海底47m」の次を受け継ぐサメ映画が来た来た、来ましたよ!!
と思ったけど、ジャンルで言えばスリラーよりは、スピルバーグですかね。
え?もちろん、ジャンル名ですよ。

飛び込むステイサムを見て登場人物が思わず呟く「カッコいい……」。
イヤな、それな、見てるこっちのセリフだよ!なんで登場人物が言うんだ!
でもわかるよ、ほんま、それな。

ヒロインがピンチになったと見てから、助けるモードに入るまでのその時間、ゼロ。考える間もなく動く、洗練されたこの野生のゴリラの雄に、サメと言えども勝てんのか!?

と、序盤はステイサムへの信頼が強すぎて、サメ映画にしてはドキドキせずに見ることができたんですが、中盤からはだいぶ怖くて震えました

顎がさぁ!人間の数倍あるわけ!
あと、ステイサム側がほとんど武器を持ってないわけ!
え!せめて銛とかねぇの!?猿殴り!?
イヤだってパワーやテクニックはともかく、海中はサメの土俵だしスピードでは流石に勝てないわけじゃん?
そして飲まれても、素手では腹を裂く戦法も取れないわけじゃん?

コエー!
でも悔しいけどワクワクしちゃう!

「え、これ絶対来るじゃん」てタイミングがちょっと予想できるんだけど、実は一番怖いのはそのタイミング。
みんなちょっと小休止、ちらほら見える笑顔。このなかで、悲劇が予想できてるのは、画面のこちらの私達だけ。
逃げてーー!!!って叫ぼうにも、おれの声は誰にも聞こえない!!

ずっとサメ映画苦手マンを名乗ってきましたが、この映画は先行の恐怖爆推し2作よりも「巨大生物vsステイサム大決戦!!」って部分を推して来たので、ただもうテンションが上がりました。
これはずるいな。
好きにならざるを得ないでしょ。

あと個人的にめっちゃテンション上がる部分のある映画なんだけど、それ書くと身バレするので、鋭い人だけ察してください。(察してもそっとしといてください)

はい、さて、そしてこの映画は、サメ映画の系譜でありつつ、あとに控える怒濤のハゲ映画ラッシュの幕開け的な存在でもありますね。
ドウェインジョンソン、ブルースウィリス。まだまだ頼れるハゲは居ます!!

戦うハゲと結婚してぇな!!
楽しい秋が始まります。
狭須があこ

狭須があこ