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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのHKのレビュー・感想・評価

3.7
ふと気づけば画面はスタンダード・サイズ、しかも角の丸いやつ。
8ミリフィルムやブラウン管のTVを思い出します。
大林監督作品の初めに出てた“A MOVIE”のフレームもこんな感じでしたね。
幽霊は外国のマンガなんかに出てくる典型的なシーツをかぶったオバケ・スタイル。
全然ホラーではなく、とても静かで不思議な映画でした。

幽霊の想いや家の物音、新しい住人との関係は『アザーズ』、『シックス・センス』などを思い出しましたが、本作はもっとシンボリックでピンポイント。
ポルターガイストシーンのケイシー・アフレックは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のときのような方向の定まらない怒りを感じました。

お隣さんの花柄シーツの幽霊が気になります。
誰を待っていのか忘れるくらい長く待ち続け、家が壊されたとき“もう来ないかも”と言って消えてしまいました。
主人公の幽霊は成仏できた気がしますが、お隣の幽霊は成仏できたのでしょうか?

え?『さらば愛しきアウトロー』の監督さんですか・・・意外・・・。
そういえば『さらば~』にもケイシー・アフレック出てましたね。
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