「コイン強盗クラブ」を観る。
またまたいきなりネトフリのオススメ筆頭にいきなり躍り出ていたので。
すっきりしねえ。というのが鑑賞後の第一印象。
それはもしかしたらなんとなく今までの経験則からものすごくスカッとさせてくれるお話なのかなと、勝手に期待してしまってたせいなのかもしれないけれども。
思いがけずビター。でもこれはこれでリアルととらえるべきなのかも。
ガッチガチに凝り固まった社会のシステムに翻弄され縛られて、なりたい自分になかなかなれない四者四様の物語なのだと思うのです。
ハリウッドとかならそんなシステムぶっ壊して学校もハッピー四人ともヒャッハーな結末に落ち着くんだろうけれど。←お前ハリウッドキライなんか。
なんせガッチガチに凝り固まったこのシステム。そう簡単に覆せない。欺けない。
それでもなお、今できうる最大限のベターエンド。これが精一杯。これはこれでアリなのかも。
ラストのジェイソンの告白は負け惜しみなんかじゃないと思いたいですな。
ヒロインのアリスが在りし日のベッキーを彷彿とさせて個人的にずっとエモい感慨にふけっていました。