ダワーニャミーンビャンバドルジ

⼈間シャララ宣⾔のダワーニャミーンビャンバドルジのネタバレレビュー・内容・結末

⼈間シャララ宣⾔(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017にて鑑賞。

葬式の場で棺から蘇るジジイ、背広をかけたワゴンカーの扉、ハイになれる小麦粉、テンションのおかしい若手教師、「1億」…
シュールな笑いに満ちた映画だった。

「夢」かと思いきや「儚」が書かれていた冒頭の書道の作品とか、不登校の教え子の憂鬱を端的に表していて上手かった。

「1億」の正体がわかる場面の反応の違いには笑ってしまった。

難点を挙げるならば、ストーリーの流れがイマイチ掴みにくいこと。ヤクザ役に序盤で見た顔がいて、「あれ、こいつ役者とかじゃなかったの?」ってなった。

あとは、学生映画特有の粗さがそれに当たるだろうか。映画を作ったことすら無い僕にそんな指摘をする資格が無いのは百も承知なのだけど、それでも学生映画を見る時、いつも「台詞が聴き取りにくいな…」と思ってしまう。それはこの作品も例外ではなく、せっかくの面白い台詞の掛け合いが観客に伝わらないのは勿体無い。まあ予算や機材の問題なのだろうし、仕方のないことなのだけど。