竜平

ウーナ 13歳の欲動の竜平のレビュー・感想・評価

ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)
3.1
13歳の時のとある経験を引きずったまま生きる女性の話。原作が戯曲ということもあってか全体的に会話劇がメイン。純粋か不純か、どちらともとれる愛に囚われてしまった二人の様子をとことん見せられる。過去の出来事や互いの言い分、その気持ちはわからんでもないし、でもわからん部分もたくさんある、ってな絶妙な設定が興味をそそる。
恐らく楽しむべきは感情の渦巻く様、男女間のドロドロしたもの、なんだけども、ただこーゆーのを好んで見たい人はいるのだろうかという疑問。まぁそれは見終えた後だからこそ言えることか。会話や表情、度々写される回想シーンによってじわじわと観客の心をいたぶる感じ。なんかいろいろ見ていて辛いけど、でもやっぱり最後まで見てみたい、みたいな。だからこそ、オチだけはもっとはっきりさせてほしかった、みたいなとこある。ルーニー・マーラが好きって人、あとちょっと気持ち的にずーんってなりたい人に薦めたい。
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