磨

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告の磨のレビュー・感想・評価

3.6
2020年に逝去した児童文学作家ロバート・キンメル・スミスが1984年に発行した「ぼくはおじいちゃんと戦争した(旧題:おじいちゃんとの戦争)」を原作とするコメディ映画。

冒頭からセルフレジに悪戦苦闘するロバート・デ・ニーロの姿を見てこの映画の楽しみ方を理解した。2作連続でリアリティ溢れるイヤな映画観ちゃったので、こういう誰でも観れるような映画を待っていた(笑)

その後一人暮らしを心配した娘(ユマ・サーマン)に呼ばれて孫たち家族と一緒に住むことになるが、部屋を追われた事を逆恨みした孫がじーさん・デ・ニーロに部屋を取り戻す為の宣戦布告をする物語。大まかに言うと「ミナリ」を目一杯ホーム・アローン寄りに切ったおはなしという感じだろうか?

お互いの友人も巻き込んだいたずら合戦は見ていて面白い。割とシャレにならないイタズラもあるけど、頭空っぽにして楽しむ根っからのコメディなので問題ないと思う。

デ・ニーロ以外のキャストも、ユマ・サーマンやボンドガールのジェーン・シーモアなど、コメディとは思えぬ豪華な布陣は魅力的だった。
つい最近、栗山千明さんの作品を観たので「キル・ビル」を懐かしむと共に、時の流れを感じちゃいました(笑)
磨