たばちゃ

彼女がその名を知らない鳥たちのたばちゃのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに救いようのない映画を観た。
鳥のように自由になりたいと、あんなに願っていたはずなのに、これから先どうやって彼女は生きていくんだろうか。生きていけるのだろうか。
冒頭の方は、頭のおかしな女なのかなと思っていたけど、水島が部屋に来たあたりから、観ていくにつれ変なのは彼女の周りの人であって、多分元々は普通の女の子だったのかなとも思えてきた。
彼女の周りには愛の無い人、愛を忘れた人ばかり。
陣治は愛だったと断定出来る?
私には最後までそれは愛だったのかただの気持ち悪い執着だったのか何てわからなかった。
だって最後「俺を産むんだ」て。それで彼女幸せになれるのかね。

映画的には、途中砂が落ちてきたり壁が倒れたりと訳のわからない演出があり、それさえ無ければいいのになーと思った。話が衝撃的すぎるら、余計な演出はいらない。