なな

嘘八百のななのネタバレレビュー・内容・結末

嘘八百(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

騙すつもりが騙されて、
またその騙した人もかつて騙されたことがあった。

騙されて100万もの大金を払ったのに、贋物でいくらもしない代物だった。そんな小池(中井貴一)を騙した野田(佐々木蔵之介)はかつて賞をも受賞した陶芸家であった。
目利きの良い小池だったが、本物の譲り状に箱を見て気が取られ、茶碗も本物に違いないと思い込んで贋物を発見した際は本物にしか見えなくなっていた。見たいものをどうしても見てしまう。
野田は、自分で作った贋物を高値で売っている骨董品屋を見つけた。それを買い付けた先生が現れ、最初から騙すつもりだったんだなと怒りが込み上げ、落ちぶれた。そんな野田に同情を馳せ、小池はあいつを見返してやろうよと話を持ちかける。

ピカソはスケッチを描くのに30秒プラス30年をかけてるといったが、俺は20秒で本物を見抜くためにこの20年を費やしてきた。


やっとこ騙し返し、1億もの値段プラス800万で買い取られた自作の贋物。

それで、今度はそれぞれの娘息子が結婚。
と思ったら、お金全部持って飛行機のって
旅立った。
さすが、やりおるなぁ。

今度はあんたの茶碗を売ろう。
400年待たなくたって、良い器だよ。
…って。めちゃめちゃええやんか。

塚っちゃんもいい役してたなぁ。
なな

なな