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嘘八百のMKのレビュー・感想・評価

嘘八百(2017年製作の映画)
3.5
江戸の町の数に例えられるほど世の中に溢れかえっている嘘。世の中嘘だらけ。

作品の中では陶芸品の真贋になると思うけど…アートの値段はまだみてないけどバンクシーやウォホールのアプローチにも見られるように、物の価値なんてタイミングや与条件、信憑性て如何様にもなることを皮肉とユーモア満載で描いた作品かな?

名のある鑑定士に贋作を掴まされ、信用を失ったウダツの上がらない鑑定士と同じく作品をいいように扱われてウダツの上がらない陶芸家が鑑定士に一矢報いる話。作中の陶芸品の考察や掘り下げは本ではされているのだろうけど、その辺りはあっさりした印象で少し残念。
でも蔵之介さんと中井さんが万全過ぎて、続編が出来るのも納得の安定したエンターテイメントだった。

そうは言いながら2作目も自宅鑑賞かなぁ。
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