アズマロルヴァケル

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明のアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

4.2
2017年のベスト映画になるスペイン映画

陪審の3時間前にホテル?にて敏腕弁護人と青年実業家。青年実業家が起こしたある事件を解こうと模索するという話。

以前、私は「ピエロがお前を嘲笑う」を観たのだが、この映画がどんでん返しがいいものの、オチが弱かった一方で「インビジブル・ゲスト」は「ピエロがお前を嘲笑う」を凌駕するほど二段式のどんでん返しとスカッとするオチとラストシーンで視聴者に見せつける最高の映画でした。

具体的には、要は前半や主人公ドリアの回想シーンで上手く先入観を作っていて、そこから各登場人物の素顔が徐々に明らかになっていく展開で、この映画の伏線も脚本やカメラワークで
きっちり見せてくれているため、一度見逃したらこう言うことを言ってたとはと誰もが驚くこと間違いない。

そして、ある登場人物が、実はラストシーン10分で〇〇だったことが判明し、これはドリアをはめるための罠なのかと匂わせるようなオチがラスト手前でもう予想出来てしまい、それが予想通りになったときにはそのある登場人物に肩入れしたくなったりもするし、驚きのあまり叫び声をあげるかも。

まあちょっと以前世にも奇妙な物語で観た「寺島」という話にオチは似てましたが、この映画自体もっと評価されてほしいですね。