途中から吐き気が…
フォントリアぁー‼️
****‼️***、*****‼️
悪趣味なら悪趣味で、笑える映画か怖い映画にして欲しかった。
中途半端に笑いを入れようとしてくるのが最高に気持ち悪い。
いや全然おもしろくないから。
連続殺人鬼が主役でブラックユーモア満載の「アメリカン・サイコ」はおもしろかったし、かの有名な胸糞映画「ファニーゲーム」は傑作だと思うけど、この映画は違う。
表現が下品で無粋。
ゴアればいいってもんじゃない。
ゴア描写=恐怖、ではないし、ゴア描写=ブラックユーモア、でもない。
センスと技量のある作り手が効果的に使うゴア描写は大いに結構だけど、この映画のゴアには不快感しか感じない。
ダンテの神曲を思わせる設定ではあるが、そんな崇高なものじゃない。
セリフもいちいち解説臭くて陳腐。
深遠ぶって芸術や哲学を盛り込むなら、あんなに楽しそうにしつこく殺人や死体を描かないで欲しかった。
フォン・トリアー監督、死体で遊びたかっただけやろ!
人類に共通する残虐性と狂気?
かたちを問わず愛を求める人間の本質?
サイコパスとして生まれた者の宿命と孤独?
そんなものは、この主人公から伝わってこない。
上映開始から3、40分頃まではサスペンス風の心理的な怖さとおもしろさがあったことと、俳優さんに敬意を表して、1点加点。