なな

ビブリア古書堂の事件手帖のななのネタバレレビュー・内容・結末

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ばあちゃんが死んだ。

(いつも優しかったおばあちゃん。
そんなおばあちゃんが一度だけ僕を叩いたことがある。本棚に並ぶ本に触れた時だ。
それから小説が読めない。

ビブリア古書堂。

古い本とそれをめぐる人間のお話。


夏目漱石『それから』

代助。

(活字ばかり並ぶ本を開くと動悸や冷や汗


人に知られてはいけない恋だった。


(一冊の本からばあちゃんの秘密を暴いた
ビブリア古書堂のしおりこさん。
ひょんなことからそこでバイトすることに。
条件として、『それから』の本読みをお願いした。

人妻に恋した男性の話。


(盗まれてしまった『人造人間』。
本を見て途中まで書かれた住所をもとに家を推理。歳のせいか、目が見えなくなってきて、本を読めなくなってしまう。そんな時にどうしても読みたい本が目に入り、魔が刺してしまった。
犯罪です。ですが、お貸ししましょう。

太宰治『グッド・バイ』
10人の愛人に別れを告げにいく男の話。
その男の妻のふりをする女性がきぬこっていうんです。絶世の美人。だけどカラスみたいな声。


どんなに辛くても生きてさえいれば

太宰治『晩年』
自信モテ生キヨ、生キトシ生クルモノ、
スベテコレ罪ノ子ナレバ


(晩年を探し求めて罪を犯したやつの
おじいちゃんと僕のおじいちゃんは同じ人だった。


僕の存在にはあなたが必要です。
なな

なな