Amazonにあってようやく鑑賞。
韓英恵ちゃんが出てるし、地元からそんなに遠くない大和が舞台ということも動機のひとつ。
占領は失敗した時にだけその言葉が意味を持つ。と言っていたのは高校の歴史の教員。
考えたらめちゃ基地近かった。友達の小学校にエアコンがあったり、百機の飛行機をみたら願いが叶うなんておまじないが1週間かそこらでエントリーできるぐらい戦闘機もなにも飛んでたな、たしかに。
自分には文化的な白血球が少ないのか、我々地元のツレがアホだったのかはさておき、あまり異質なデキモノのように米軍基地を扱い、憤るような人間は大人も含めてあまりいなかった気がする…
だからこのストーリーは奇しくもこの国の根源である大和なんてたいそうな名前のついた街を外から眺めた人が作ったのではないかなぁ、とも思えた。
でもそれを日本と韓国のルーツを持つ韓英恵ちゃんを通して描くあたりはすごくアプローチとして面白かった。
モノマネじゃなくてサンプリング。
…激しく共感。
日本人は相手のカルチャーになんて深く入り込んでない、ただ観察対象として受け入れてその観察結果を混ぜこぜにするのが独自の文化なだけ。
和とはアエモノのこと、日本人はいろんなものを和えるのが上手な民族なんだと大好きな文化人が言ってるけど、その辺りの絶妙な空気感を表現しようとする意志はヒシヒシと伝わってきた。
そういう意味ではあの小慣れていない英恵ちゃんの朗読ラップも正解な気がする。
でもやっぱり自分的にはカリフォルニアではなくてただの立入禁止区域。
いずれにしても面白かった。