くわー!面白かった!
確かに種明かしがパッとしない感はあるんだけど、そこまでの展開がオール素晴らしいので最後まで楽しめる。
全米の本屋を巡り、自分の書いた本を焼いて回るベストセラー作家、シドニー・ホール。なぜ彼が人気絶頂の最中姿を消したのかに迫るミステリー。
彼がベストセラーを書くまでの話と、妻と離婚調停をしている時の話、そして失踪した後の話の3つの展開が織り交ぜられる構成が良い。エレベーターのシーンと、家出のシーンが短いカットで重なっていくのも上手い。
ミステリーっぽいけどシリアスな雰囲気になりすぎず、所々にBGMも入れてテンポよく進んでいくのが僕好みでした。
エルファニングファンとしてはデートシーンも嬉しい。ボケた背景を背にエルファニングがNIKONを構える画だけで至福。