自分の悲しい体験を元に小説を書くも、それが薬にもなり毒となり、やがて事態を悪化させてゆく…
小説家 シドニー・ホール の失踪を、彼の高校時代、作家になってからの日々、そして失踪してしまった彼を追う警官と捜査官という 3つの時系列 を軸にミステリー要素たっぷりに真相へと近づいてゆくという物語。
ローガン・ラーマン、エル・ファニングを筆頭に役者陣の演技が素晴らしく、物語に引き込まれたまま近づくエンディングで、明かされてゆく真相。その思い出と共に流れるボブ・ディランに思わず涙…。
ぶっとい文庫本を1冊、一気読みしたような満足感を得られる良く練られた物語でした。
止められない負の連鎖 がめちゃめちゃやりきれないんですけどね。
※敬称略^^;