ペンタゴン・ペーパーズを最初に暴いたのは映画の舞台となったワシントンポストではなくニューヨークタイムズだが、今度はワシントンポストがアフガニスタン・ペーパーズを暴露して話題となっているので再見。
トランプ政権に対抗するため「レディプレイヤー1」の合間を縫って撮影されたという本作は、やはり制作期間の短さが災いしたのか、題材がいいから見られる水準に達しているとはいうものの、作品としての奥行きはあまり感じられない。ランド研究所から極秘文書を盗み出したエルズバーグとタイムズの緊迫したやりとりが、たぶんいちばんおもしろい核心部分なのに、そこがサラッと描かれるだけで、ポストの上場を巡る圧力の話にスポットが当てられているのは、なんというか本当にもったいない。タイムズの社員はこの映画を見てどんなふうに感じるのか聞いてみたい気がする。
△2019/12/15 アマプラ鑑賞。スコア3.7
トム・ハンクス演じる編集主幹ベン・ブラッドリーは、「大統領の陰謀」でジェイソン・ロバーヅが演じていた。
△2018/03/31 109シネマズ二子玉川で鑑賞。スコア3.6
