そのじつ

蜘蛛の巣を払う女のそのじつのレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.3
緊張のゆるむヒマなくバイオレンス・アクション・カーチェイス・一瞬グロ・またアクション・・・とたたみかけてくるのでめちゃ疲れた。
ミカエルとリスベットが数年ぶりの再会を果たすところだけ束の間のやわらかなムード。でもそれっきり。
リスベットの表情は終始硬質な戦闘モードで、それも緊張感高めてる。

原作はシリーズ2作目までしか読んでいないので取りこぼした情報多いと思うが、リスベットてもっと自由に生きてるんだと思ってた。
冒頭の義賊みたいな彼女にちょっと驚いて、あのラストにちょっと戸惑ってしまった。
一作目へのオマージュ的なテーマに感じるが、やはり別の作家が書いたものだなと思わせられる。スティーグ・ラーソンが書いたものは一作ずつ新たな切り口で社会問題を見せていた。
この映画も「ミレニアム」シリーズの在り方に配慮した演出だと思えたが、ファンとしては配慮ではなく魂を見たいと思うのであった。
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