マルメラ

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2のマルメラのレビュー・感想・評価

3.9


テレビで最終章がやっていたので、この際ハリポタ全シリーズを総括します。

まず、ハリーポッターというシリーズの凄さは、10年以上メインキャストが変わらずに最後まで到達したということです。
(たった一人の不幸な死を除けば)

また、アラン・リックマンの死が残念でなりません。
このシリーズの最大の功労者だと思ってます。
JKローリングからスネイプの秘密を聞かされていたらしいです。
絶対に他言しないことを条件に。
彼は愛する人の息子であり、愛する人を奪った憎むべき相手の息子を守るという大役を担った男を、目や表情だけで演じていたんです。

まぁ、途中エマ・ワトソンが離脱の危機にあったりと、色々あったんですが。
ファンの期待を裏切らずに最後までやり遂げた。
これは凄いことかと。

そもそも、ハリーポッターとは。
スターウォーズとロードオブザリングの世界観の良い所を取って、学園モノの要素を足した作品な訳です。

本当は隠された能力を有し、普通の人とは違う少年が、自分の力に気づき、勧善懲悪的な悪役と対決する。
まんま、スターウォーズですよね。
メンター(主人公を助け、導く者)もちゃんと同じ。
スターウォーズはオビワン。
ハリーポッターはダンブルドア。
ロードオブザリングはガンダルフ。
全員、髭の老人。

ダンブルドアとガンダルフなんて、何が違うのか笑
ゲイかどうか?
ちなみにダンブルドアはゲイですよ。
JKローリングが明言してます。
グリンデルバルドの事を好いていたと。
ガンダルフはゲイではないですが、役者はゲイです。
偏見はありませんが。

男2人、女1人の構図もスターウォーズと一緒。
本当に学園モノの要素を足して、そこにロードオブザリングの魔法を足しただけなんです。

あっ、否定してませんよ。
その足し算の発想が素晴らしいなってことです!

あと、何と言っても世界観ですよね。
特に第一作。
ダイアゴン横丁のシーンや、ホグワーツ城を初めて見るシーン。
魅力的!!!

まぁ、他にもキングズクロス駅とか、魔法省とか、作り込まれた世界観が素晴らしい!!!

これは映像化する上での美術チームの勝利ですね。
よくぞここまで魅力的なセットを作り上げたなと。

大人達のキャスティングも最高!
イギリスの名優達をこれでもかと投入。
それだけで見応えあります。

映画としてどうか。原作との違いなど。
様々言いたいことはあります。
元々、原作のファンだったので。

例えば、姿現しはホグワーツ城の中ではダンブルドア以外できないのに、ヴォルデモートはまだしも、マルフォイがしている。
とか。

最後の対決が本当は食堂で。
ヴォルデモートとハリーの対決。
ベラトリックスはモリーとマクゴナガルとあと誰かもう1人の対決とか。
その闘いを周りでみんなが見ているとか。

死の秘宝PART1があまりにもダラダラしすぎとか。

主要キャストの死が描かれていないとか。

最初からヴォルデモートに勝ち目ないとか。
いや、そもそも真っ向対決しなきゃ勝てたんじゃね?とか。
ニワトコの杖チートすぎね?とか。

まぁ、様々あるんです。
それは何を描いて何を描かないかという、制作者の取捨選択なので、文句言っても仕方ないんですけど。

そうは言っても、このシリーズが好きで。
全シリーズ映画館で見ました!
小学校から始まり、最後は大学生でした。
ある意味、映画内での彼らの成長とリンクしていた分、楽しめたところもあるかと思います。

スターウォーズにハマったおじさん達の世代。
スピルバーグにハマった大人達の世代。
ハリーポッターにハマった我々の世代。

時代を印象付ける映画だったことに間違いはないかなと。
おそらく、自分に子供ができたら、エマワトソンの子供の頃を語るんでしょうし。
是非とも。ラドクリフ君やルパート君も第一線に戻ってきてほしいところ。
やっぱり、印象強いから無理かなー。
エマ・ワトソンだけ成功した感否めないっすもんね。

例えば、ハリー達の子供がメインの続編が出たら、それこそスターウォーズみたいなお祭りになるんでしょうし。

ラドクリフは出るのかな?
エマ・ワトソンは?ルパートは?
と皆、興味津々になるでしょう。
それこそ、消えていったマーク・ハミルやレイア姫のおばさん(名前忘れた)のように笑

豆情報入れると、
あの、最後のアルバス・セブルス・ポッターの子役。
一作目のハリーの赤ちゃんの子役です。
時が経ったんですね〜。

長々と書きました。
そのうち個別の作品の評価もしたいと思います。
個人的にはアズカバンの囚人が好きです。
マルメラ

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