ギャス

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのギャスのレビュー・感想・評価

3.3
絵を描く事が大好きなモードと粗野で朴訥なエベレットとの出会いと暮らし。
ストレートな恋愛ものではないのに、だからこそ否定できない愛に溢れた物語。

実話の、映画としての解釈の仕方が素晴らしかったと思う。




俺たちは古い靴下だなという台詞も良いが、それを真っ白なコットンとロイヤルブルーかカナリアイエローに例えたところは、直接的な愛の言葉ではないが、まさに愛の告白になっていて、終始そんな感じなのに最期のシーンでとうとう最高の妻だったと面と向かって言うところ、恋愛は本来なら愛の告白から始まるのに、この映画は逆なのだなと涙ながら思った。
途中の、売れた!she likes it! にも誰かに認められた嬉しさを共に感じる事ができて胸を締め付けられた。
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