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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
モードという人がとても興味深い。1920年代のノバスコシアという小さな町で、身体傷害を持って生まれてきた女性というスティグマを抱え、人から疎ましがられて生きてきたにも関わらず、タバコは吸うわ、酒は飲むわ、ダンスクラブに行くのが好きという、自由奔放な人らしい。サリー・ホーキンス演じるこの小さくて弱弱しいモードが、頑固で暴力的なエベレット(イーサン・ホーク)をどんどん絡めとっていく様が可笑しい。電気も水道もない掘立小屋に住んで、愛情表現が下手な夫と暮らしていても幸せになれるんだということが良くわかる映画だった。
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