Ryu

ラウンダーズのRyuのレビュー・感想・評価

ラウンダーズ(1998年製作の映画)
3.4
法科学生のマイクはポーカーの大勝負で負けてしまい、全財産を失ってしまう。これを機にマイクは足を洗い、法律の勉強に専念することを誓うが、出所してきた悪友 ワームにそそのかされて、またポーカーの世界に入っていく。

ポーカーのルールを全然知らないので、よく分からない部分が多かったです。ルールがわからなくても、駆け引きだったりのハラハラドキドキ感は味わえるかなぁと思っていたんですが、それもそこまでありませんでした。
こういうギャンブルを描いた作品にしてはストーリー展開が淡々としすぎていたように感じました。悪友のせいでまた沼にはまっていき、挙句の果てには借金の保証人にさせられてしまう。正直、どうなるかは見えているので、それをどう描くかが勝負になってくると思います。個人的にはもっと盛り上がりをつけてもよかったんじゃないかと思いました。
キャスト陣はなかなか豪華なもので、ノリに乗り出した時期のマット・デイモンにエドワード・ノートン。脇はジョン・マルコヴィッチ、ジョン・タトゥーロなどの実力派が固めてます。今回観たのがBS松竹東急だったんですが、吹き替えだったため、演技合戦も完全には堪能できなかったかなぁ。それでも彼らの表情や動きなど、演技力の高さは伺えました。
今作ではポーカーによって破滅へと向かっていく様子が主に描かれており(ラストは案の定な展開でしたが)、やっぱりギャンブルはハマってしまうと危険な娯楽なんだということを改めて実感しました。
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