シンデレラは父親亡き後、継母とその2人の娘からほとんど召し使い同然の仕打ちを受けて暮らしていた。
塞ぎがちなシンデレラの前に現われたのが魔法使いのおば。
夢と勇気を持てばかなわないものはないと、魔法を使ってシンデレラに新しい服と馬車を誂えてくれる。
1997年のテレビ映画版『シンデレラ』。
ウォルト・ディズニー・テレビジョンのプロデュースによる恋愛ミュージカル・ファンタジー映画です。
主役のシンデレラとプリンスが非白人という異色の作品。
妖精役にホイットニー・ヒューストン、シンデレラ役にブランディー、 女王役にウーピー。
その他いっぱい黒人白人民族関係なく有名な人がいろんな役ででてきます。
シンデレラの継母は白人だが、2人の娘は白人と黒人1人ずつ、王様は白人、王妃は黒人で、2人の間から生まれてきた王子は東洋人というキャスティングである。
遺伝学的にありえないキャスティングですが、その辺は目をつぶっておこう。
王子が東洋人で、シンデレラが黒人ってスゴいね。
ただ、王子役のオーディションには700人もの応募者が集まったともいわれてるので、初めから東洋人に限定されていたわけでもないらしく、ブランディとの体格差や声質など、様々な事由が彼に有利に働いたと見るべきだろう。
実際、舞踏会での2人の絵面はとてもバランスが良い。
まぁとにかく、一歩間違えば荒唐無稽ともなりかねない多人種キャストを、コンパクトにまとめた製作陣の手腕は高く評価されてよい。
まとまりのないキャストですが、ミュージカルぽく仕上がっているので楽しいです。
舞踏会のドレスも青系でまとめられててキレイ。
ガラスの靴の持ち主探すとこでの女の人たちの柄ストッキングもかわいい。
脚がずらーとならんでる様はなかなか圧巻。
ディズニーらしく唐突なシーンもあるけど、なかなか面白いシンデレラ物語の1つだと思います。
ちなみに、元々はヒューストン自身がシンデレラ役をやる予定でスタートした企画だったとか…。
魔法使いのおばさんとしてはまっているヒューストンが、ほんの数年前にはシンデレラとして主演するつもりだったというのが本当に信じられない…。