夢も希望も閉ざされる現実。
アマゾンプライムで気になって鑑賞しました。
ここまで重たい映画を想定していなかったので完全に不意打ちを受けました。
広がるのは不条理な現実。貧困の連続。
あまりにも見るに耐えないシーンが多くて涙が出そうでした。
エルマーとエリックを見守り続けるしかできなくて、どんなに酷い仕打ちを受けても、どれだけ残酷な現実を見せられても何もできない無力さがありました。
しかも実話を基にして作っているのを知って、胸糞悪い映画という枠にとどまらないのが辛い。
最近問題になっている虐待とかが想起される。いじめや体罰、世の中には子どもを苦しめることがたくさんある。
その苦しみから救ってやれるのは親であったり友だちであったり、愛情が必要なんだと思う。
ゴミのような大人たちはそんなことは微塵も感じておらず、まさに地獄のように感じた。
だけど、その中で光るものがあって、それが夢や希望だったりするんだ。何かに縋るものがあれば生きる希望が持てる。
精神をどん底にする覚悟が要る映画ですが、とても感動的な映画です。
