このレビューはネタバレを含みます
色彩美がパンズラビリンスのように現実とファンタシーの境を激しく彩るのではなく暖かさをもって虚と実をかき乱していく、とそんな感じ
舞台の雰囲気も某米製フリーゲームSCPっぽくてよかったです。ダグジョーンズの演技も素晴らしかった…！ヘルボーイのときのおしゃべり人魚さんと比べると一挙手一投足が気味が悪く、動物的。
ヒロインのサリーホーキンスはおばちゃんの割にはヌードが美しくてすごかったです。つかあのゾッド将軍の奥さんのローレンリースミスさん！クソカワイイ… 37の割にはエロすぎなのでは？？？あのキャデラックおっぱいはやばい…！
お話としてはごくごく単純で人魚を拾ったお姫様が人魚になるお話なのですが、こうさすがアカデミー賞だなーって感じのよい感じの深読みができそうな人間ドラマしてて見ごたえあります。バカにしてるんじゃなくてよい塩梅すぎて、鼻につかないし、気にしなくても楽しめるバランスだとおもいます。
とがりきった正しすぎる童話パンズラビリンスから、荒野の怖切ないおとぎ話デビルズバックボーンを経て、たどり着いたのが大人のやさしいおとぎ話というのが、よいですね…！デル・トロ監督本当におめでとう、そしていい作品をありがとう！
