「機動戦士ガンダム」の前日譚にあたる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の最終話。
サイド5ルウムに集結した連邦艦隊とジオン艦隊。ジオンのドズル中将は対峙する連邦ティアンム艦隊の目前で損耗を恐れず転進する。ミノフスキー粒子を最大限に散布し、その追撃を逃れるドズル艦隊は、先行するMS強襲大隊と連邦本隊であるレビル艦隊を挟撃し、これを殲滅、レビル将軍を捕虜とする。戦況は一気にジオン優勢へと傾き、早期終戦が行われると思われるが、、、みたいなお話。
シリーズをまとめるお話としてはかなり丁寧に仕上げてきてます。
作画は相変わらず非常に美麗で、ド迫力のルウム戦役を堪能できます。
レビル、ティアンム、ゴップ、エルランら連邦士官や、デギン、ギレン、ドズル、キシリア、ガルマ、マ・クベらジオン首脳部たちの南極条約調印直前の人間模様を詳しく知ることが出来るのも良し。
この辺はほぼ原作に忠実です。
ゴップ大将、やっぱり無能じゃなかった(笑)。
反面、1番最初のTVシリーズから40年近く経つので、ほとんどの声優さんが交代されていて、同じなのはアムロ、シャア、カイ、ギレンの4役だけですが、アムロとシャアも、特に本作ではだいぶ声質が変わってきたような気がします。
それでもやはりかなり面白いし、今回のシャアはやたらカッコいいセリフを全開に聞かせてくれます。
名作「ガンダム THE ORIGIN」に有終の美を飾る秀作。