ゴア米元副大統領が地球環境危機に対して獅子奮迅、世界を駆け回るお話。観ておいて良かった。
究極の情報操作は報じないこと、そんなことを学校の先生が言ってたっけ。
国内の悼ましい事件や政治経済も分かるけど、テレビでもネットでも環境問題って、報じられてないし、報じられてもどこかアカデミックで他人事のように報じられてる気がする。
そもそもこの映画のPRってあんまり見なかった気がするんだけど…
それはまさにタイトルの通り不都合な真実?現状のシステムで富や名声を得ている人たちにとっての?
産業構造を劇的に変化させた場合の経済や雇用へのインパクトはアホな自分でも想像がつくし、そんな急転換は難しいのかもしれないけど、異常気象、生態系や病気分布の変化などなど、待った無しにやってくる異変に気づけないほど鈍感でもないし。
何故か値段が下がらないけど、スマホが普及して固定電話が不要になりつつある革新、止めてみたら案外なんてことなかった原子力発電所。
化石燃料使わせといて排ガス規制やらやっておいて再生可能エネルギーは禁止って、もう金持ちのワガママにしか聞こえないよなぁ。
そんな体制に挫折を何度も味わいながら挑み続けるゴアの姿は本当にカッコイイ。
うがった見方をすればそこにも利権が蔓延ってるのかもしれないけど、オバマも然り、こんな子供みたいな目をしてる指導者が好きだし、こんなおじいちゃんになりたいもんだ。
とんでもないエネルギーのパラダイム・シフトだけは密かに中国に期待している…
…マイケルムーアの華氏119はどんなもんなのかなぁ。