このレビューはネタバレを含みます
事務所独立問題の映画だったらいいのになぁ、と思いながら劇場へ。
そんなわけもなく。
今の日本で、というか渋谷スクランブル交差点のド真ん中で「LOLA!」って叫んだら、100%の人が「OK~」でお馴染みのタレント、ローラを思い浮かべると思う。むしろ渋谷で叫んだら、ローラが近くにいるのか!という誤解を与え、ちょっとしたパニックを引き起こす可能性が高い。
でも自分は今後、「ローラ!」と叫ぶ人がいたら、この映画のLOLAを思い浮かべるようにしようと思う。
映画の始まりは颯爽と走り抜けるオープンカー。運転するのは金髪の男。そして、映画が進むに連れ、観客は気付く。「あぁ、最初のあいつがミッシェルなのか…」そして、終盤カフェでミッシェルが帰ってきたと聞いたときのローランが思わず「ミッシェル…」とつぶやくシーン。劇場内に数人の失笑の声。正直、自分も笑った。んなアホな、と。
とは言いつつ、めちゃくちゃ面白い映画でした。キャバレーのシーンは凄くおしゃれ。14歳のセシルとヤンキー水兵の遊園地にヒヤヒヤドキドキし、LOLAと14歳のセシルが同じ名前というのも面白い。
行きずりの恋の代表格みたいな水兵とのロマンスがLOLAに関しては7年後しに成就する。ほとんど神話レベルだと思いました。
オッケ~