亘

ロスト・イン・パリの亘のレビュー・感想・評価

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)
3.3
「老人ホームに入れられる、助けて」カナダの田舎町に住むフィオナの元にパリの叔母マーサから手紙が届く。30年以上会っていない叔母を助けに彼女はパリへ向かうが叔母が見つからない。いつしかホームレスのドムが彼女に付きまとい始める。

パリを舞台にしたドタバタコメディ。パントマイムのような動作とか突然始まるダンスは見てて楽しい。でもこれでもかという偶然の連続とか不自然すぎる設定とかは狙ったようで新喜劇のよう。爆笑はないけどシュールさに笑ってしまう。

フィオナはパリについてから観光するがセーヌ川に落ちて持ち物をほとんど失う。失意のままバウチャー券で行ったレストランでドムに出会う。そしてそのドムはフィオナの服を着てフィオナのバッグを持ちフィオナのテントに泊まっていたのだ。ドムは フィオナに惹かれ彼女に付きまとう。フィオナもさっさと通報すれば良いのになぜかドムを叔母探しのガイドにする。なんかフィオナはドムを嫌がってるのかどうなのかよく分からない。

想定外なのはフィオナ・ドムの関係にフィオナの叔母マーサが入り三角関係になること。マーサとドムが出会ってからが特に新喜劇っぽいように思った。そしてずっとドタバタで来たのに最終盤からラストはなぜか爽やか(?)だった。

印象に残ったシーン:ドムがバッグ・テントをゲットするシーン。フィオナとドムが互いを想って寝るシーン。3人が出会うシーン。
亘