Hiro

バーフバリ 王の凱旋のHiroのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
4.8
バーフバリ!バーフバリ!!
映画の煽り文句、「王を称えよ!」、、、感想はこれに尽きる!その通り過ぎる!

この作品は、娯楽映画に求められる興奮のパラメータが振り切れてる!面白すぎる!たまにはインド映画、ではなく、アメコミ系から目先を変えて、ではなく、単純にこの映画は、ライト層からコア層まで映画を観る人の頭をガツーーンとぶん殴る位の衝撃を持った、娯楽エンタメ映画の傑作だと思う!!
「「「この映画を称えよ!!!」」」


観た後の衝撃は『ダークナイト』(2008)と同レベル!衝撃の内容は真逆!
ヒーロー映画を深淵な人間ドラマに変容させ、正義とは、人間とは、ヒーローとは、とえぐってきたダークナイト。この方向性は現在までのアメコミ作品に大きな影響を与えていると思う。なぞるもよし、変えるもよし、ただ影響下にあると言っていいと思う。
ただ、バーフバリは違う!この主人公にはおそらく誰も感情移入できない、活躍だって人間離れしているし、その超人たる説明もない。ただ、観ていたらわかる。この人は選ばれし王だから、いや、神話における神だから。そこに倒すべき悪があり、打ち倒す絶対の正義がある!
そしてこの映画はその作品内の国民達同様に主人公がそうであると観ている観客に完全に納得させる絵作りに成功してる!どのシーンもカタルシス全開!!裏をかくようなストーリー展開ではなく、ただただ観る人がどうすれば興奮するか、たぎるのかを綿密に綿密に練られた絵作りの連続!そこを徹底的に詰めていけばこんなにも傑作が誕生するのかと心底感心させられる!
映画における巨大な新たなものさしができてしまった、そんな思いにさせられた圧倒的映画体験!!!
いやー、、やられた!!!
Hiro

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