Hiro

祈りの幕が下りる時のHiroのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
3.5
テレビシリーズから始まった阿部寛演じる加賀恭一郎シリーズ(東野圭吾原作)の最終章。

このシリーズの大ファンという訳ではないが、テレビシリーズ、劇場版『麒麟の翼』も観てたので➕最終章➕なんか好評って事で鑑賞!
ううーん、、、テレビドラマだなぁって感じ。画作りも演技もストーリーも含めて、まぁまぁ面白い2時間ドラマだったねと。テレビシリーズだからね、って考えもあるけど、映画化したんだからそれだけの製作側の狙いや思い、賭けるものが感じられなかったのが残念。


「この映画、この事件で言いたいことはこれですよー、これを伝えたいんですよー」ってのをセリフでまんま言うのカッコ悪いと思う。それを伝えるために、映画には原作と違う脚本があって、役者の演技や表情を届ける映像があってって事じゃないのかな。テレビは、ながら見してるかも、集中してないかも、CM挟んだから、色々あるかもしれないけど、映画だよ!2時間席に座って大画面でストーリーに没入してるよ!色々と感じてるよ!勝手に作品内で総括してこないでよー泣

映画は観たタイミング、年齢、回数、性別等で色々な解釈、感想を持てるところが良いと思う。観た後に熱いものが残った、うすら寒さがある、じわじわと湧き上がるものがある、よくわからなかった、受け取り方が皆違う、そこに良い映画の公開後の盛り上がりに繋がるものがあると思う。
邦画も面白いものたくさんある!邦画で面白いものたくさん観たい!邦画はやっぱなー、なんて感想は書きたくない!頑張れ、負けるな邦画!

ただ!松嶋菜々子がらみのシーンは別格!この人、女優として凄みが出てきた気がする!映画の中で逆に浮いちゃってたくらい!それだけでも観て良かったかなー!
Hiro

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