「おれ、雫のこと、好きかも。」
バッティングセンターで、球が自動的に投げ出されていました。そこで色紙で装飾の輪っかを作りながら、土屋太鳳扮する雫は過去を思い出します。
高校時代の雫は勉強ばかりの日々でしたが、気がつくとたくさんの仲間たちに囲まれていました。
その中心となっていたのは、菅田将暉扮するハルという奇想天外な男の子でした。
学校を休んだハルに、雫はプリントを届けただけでしたが、彼女はハルに友だちだと認識され、それから彼に付きまとわれるようになります。
原作の漫画を半分くらい読んでからの鑑賞です。
原作の漫画は、可愛らしくて独特な雰囲気の作品なので、そこが人気あると思ったので、映画にしたらその良さが出ないのではないかと思っていました。
ストーリーの流れは原作通りで、そのまま再現したようなシーンも多くあります。
配役はキャラクターに合っていて見やすいように感じました。
菅田将暉さんがとてもカッコ良いです。土屋太鳳さんの、ちょっと鼻に付く優等生的なキャラクターもちょうど主人公に合っていたと思います。みっちゃんが速水もこみちというのもぴったりです。
ただ、夏目麻子役の女優さんは自分が可愛いと勘違いした女の子になってしまっていたようで、それがちょっと残念でした。
楽しい高校生活の、キラキラしたラブストーリー映画です。
「あの時も、ハルは助けようとしていたのか。」
…真っ赤なブレザーの制服って、ルパン3世みたいじゃないですか?