2019年49本目の劇場鑑賞。
令和元年20本目の劇場鑑賞。
パトリック・デウィットの『シスターズ・ブラザーズ』を、
実力派キャストの豪華共演で映画化した異色の西部劇ロード・ムービー。
ゴールドラッシュに沸くアメリカの西部を舞台に、
ボスの指令である男を追う凄腕の殺し屋兄弟と、
彼らに狙われる化学者が織りなす欲望と暴力の人間模様をリアルなタッチで綴る。
1851年この時代のアメリカと言えば“ゴールドラッシュ”に沸いていました。
本作に登場するのは、
黄金に魅せられた4人の男たちで、
その男たちを演じるのが、
ジョン・C・ライリー、
ホアキン・フェニックス、
ジェイク・ギレンホールと演技派俳優。
凄腕の殺し屋兄弟が主役なんで、
普通の西部劇だと思いきや、
ロード・ムービーであり、
ゴールドラッシュに夢を託す予測不能の展開でした。
ジョン・C・ライリー演じる兄のイーライと、
ホアキン・フェニックスが演じる弟のチャーリーが、
対照的に描かれている。
イーライが寝ている間に口の中にクモが侵入して、
そのまま寝ぼけて食べてしまい、
翌朝は顔面が腫れあがるくだりは気の毒だが面白い。
邦題は“ゴールデン・リバー”だが、
原題の“シスターズ・ブラザーズ”の方が良かったと思う。