猿男のシーンで笑いながらも、あの女性をニ番目に助けに行った男を見て「オレやないか…」と冷や汗をかいた。
率先して行く勇気はないくせに、他者への体裁は気にしつつ正義感を演出する一番卑怯なヤツ。
変わりたいよ(切実)
なーんてことを書いて自己憐憫に浸ったり、あまつさえちょっとこの自分の弱さに正直なところ逆に潔くない?て思ってそうな所まで見透かされてるかも…な映画。
だからってさぁ、ちょっと親切にしてみたら「玉ネギは抜いて」とか言われるしさぁ。
救いを求めてる側が善とも限らないよね。
だからこの世はややこしい。
まぁ少なくとも、自分の大切な人には、あの姉妹のような顔はさせたくないかな。
スクエアに自分は入っているのか、外から眺めているのか、またはその両方か。自問しながら観ていた。
スッキリさせてくれない感じのラストも好みでした。