時が止まった世界で大人になった少年と、彼を信じた少女の物語。
ストーリーは割とシンプルで、うまくまとまっていると思う。多少の矛盾や説明の足らなさはあるけれど、異世界の描写を大げさにしないことでかえって感情移入しやすかった。
「スタンド・バイ・ミー」のような雰囲気を持つ男の子たちの友情、別れが泣ける。
カン・ドンウォンはさすがの主役オーラだけど、スリン役の女の子がいてこその存在感だと思う。
バッドエンドともハッピーエンドとも言えないラストは、もうひと工夫欲しい。
映像の美しさが印象的な作品だった。
単館でしかも小さい方のスクリーンでの上映はもったいない。