隠された時間の作品情報・感想・評価

隠された時間2016年製作の映画)

가려진 시간/Vanishing Time/Vanishing Time: A boy who returned

上映日:2017年08月19日

製作国:

上映時間:130分

3.7

あらすじ

3人の子供たちが謎の失踪をとげた事件。時間と空間が止まった世界に閉じ込められ、大人になって帰ってきたと主張する心は少年のままのソンミン(カン・ドンウォン) と唯一、彼を信じる1人の少女スリン(シン・ウンス)。しかし、周囲の大人たちはスリンが正体不明の謎の大人に振り回されていると心配し、警察がソンミンの後を追う。果たして本当にソンミンは時間の中に取り残されていたのか、もしくはただの不審者なのか―。

「隠された時間」に投稿された感想・評価

りさ

りさの感想・評価

4.2
ミステリアスでサスペンスフル、ファンタジーでユーモアのある世界観、でも切ないストーリーが好き。「隠された時間」の中での物の動き方が面白い。
36歳のカン・ドンウォンが20~40代までを演じてるのだけど美しすぎる、ピュアで憂いを帯びた表情が素敵。ヒロインの子はまだ15歳だからやっぱり子どもだけど、大人っぽさもあって、その絶妙なラインがよかったと思う。とても良い演技をする子で印象に残った。300人から選ばれた新人さんのようで今後の活躍に期待。
ただ、130分は少し長く感じるかも(1.5倍速で見てちょうど良く感じた)。
あと前半の説明とラストで違う部分があって少し気になったけど、まあ伝聞と真実の違いってことでそれはそれでいいのかな。
カンドンウォンと他の出演者もいいだけに演出が? もったいなかった。
odd

oddの感想・評価

3.8
なんつう、なんつう映画だ。
時の流れが怖いと思った、
いい話とか、話がつながるとかじゃなくて子役さんは、今後楽しみな子が増えるなあ。カンソラちゃんかと思った。
Aya

Ayaの感想・評価

3.0
変な映画ってかダメな映画じゃないコレ。

どう考えても130分の尺はいらない。
60分は削れるよ!
特に前半の事が起こるまでがなーがいんだ!

久々に本編前に俳優さんからのメッセージが流れたw
そんなカン・ドンウォン、来々週「マスター」で日本に来ます!!

最初の90分くらいはこーの映画ダメじゃない?と思って粗探しばっかしちゃいました。

特に美術ですよね。
主人公の少女、スリンの部屋とか枕カバーも可愛い柄だし、簡素だけど掃除の行き届いたお部屋、身だしなみもしっかりしてる、お義父さんとの軋轢全く感じないです。
ちゃんと気を使って育ててんだよ!

その割には生活感のない部屋で、あ、映画のセットなんだな、以外の感想が出てこない。こういうとこでサラッと関係性とか環境演出をする、ということができてないんですよ。

もうのっけから最高にダメ感!

で、この主人公スリンが継父と島に移住して来て、学校でも馴染めないので、現実逃避a.k.a幽体離脱を夢見るオカルト少女を演じ、やっとこできた友達というかボーイフレンド含む同級生がいなくなるんやけど、子役のなんたる演技力!!底力がハンパじゃない。

バランスねw

この映画、カン・ドンウォン主演なのに、カン・ドンウォンが全然出てこないの!
やっとこ出て来たと思ったら普通に、こっ、こわー!!
作品選びは上手い俳優さんだと思ってたんだけど、今回は明らかに別格。
先輩俳優によるフックアップがいいのかなー?!

この話、かなりギリのラインだと思うんですよ。
カン・ドンウォンは36歳ですよ?相手は小6の女の子ですよ?
でも驚くほど色気を感じないんですよ。
このラインの引き方は絶妙に上手いです。セクシャルな空気は一切感じないから、アリなのかな・・・って錯覚に陥りそうになる。

そしてアノ空間の絶妙なワクワクと絶望感の隣り合わせは素晴らしいんですよ。
最初はえ?服が返ってくるってじゃあ全裸で発見された死体って時点で疑れよ警察。と思ってたら、なーるほど!そういうことか!いや、ちょっと待って、だったらお洋服が違う時点でかなり謎事件じゃないっすか?とバランスがわけわからんのよ。

タグが付いてる、とか1000wづつ失敬、とか超チャーミングなんですよ。
あの微妙に引っ張られての荷物運びもフレッシュだし鏡の使い方も上手い。
ファンタジックで面白い!でもその空間はあんまり見せてくれなくて。
なんかフォーカスポイントがズレてる気がする・・・。

そして終盤の展開に至ると、あら?最初は超ダメだと思ったけどソコソコ変なものが見れて結構面白いぞ!という感想。

総合的に見て、ダメだけど見る価値はある、というかなり微妙なラインの映画。
カン・ドンウォンの出演作としては多分早い段階で葬られる黒歴史だと思う。
ムン・ソリはプロデュースにも名前があったからおいしいとこ持っていったね。
どんなストーリーか全く知らず
彼女の説明文から入るもんだから
実話かと思って見始めてしまった…。

いや…あり得ない話しなんだけど
そうやって見始めると信じてもいいかも
と思ってしまうクオリティ
130分もあったことに吃驚。

ファンタジーの世界も人物も美しく撮るなぁ〜
そして…スリン役の子は本作が演劇デビューって!!!!!
韓国の子役には毎回ビックリさせられるわ…。

あと、おじさん良い人♡
ふらい

ふらいの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーだけどファンタジーじゃない不思議な映画だった。現実にファンタジーな展開が起こった時、世間はどういう反応になるのか、というお話だった、のかなあ。ところどころアレ?と思う部分はあれどそれよりも色々考えてしまう映画だった。

前半の、ソンミンとスリンの淡いやり取りや同級生達との冒険が自然でかわいらしかった。それだけに後半の展開がより一層響く。

失踪事件で被害者も出ている。通常で考えたら親御さん達はそらそうなりますよね...刑事や失踪現場の責任者も、うん...。悪意ある人はいないのに、起こる悲劇がやるせない。子供たちの冒険の代償としても大きすぎる。でもそういう事ってあるのだろうな。

そして少女に近づく大人の男、となるといくら少女が問題ないと説明したところで、今の時代ならいくらでも下調べができるので証明にはならず、むしろ不審者とされる。実際に自分が周りの大人だったらどうするだろうと考えた。

ソンミンの唯一の味方のスリンは、あの時期特有の揺らいだ感性を持っている。未熟な部分と冷めた部分とが両立しているので、どこまでが現実なのか夢想なのか、接する大人は判断が難しい。

施設の女性に必死に目で訴えかけるソンミンと、どうやって(不審者を)やり過ごそうかと必死になっている女性。外見は大人でも中身はまだ子供のままだろうに、ああ~...となりました。

時間が経てば人は年を取っていくけれど=大人になる、という訳ではない。他者と接し、世間との関わりを持って成長していく部分が大きい。
ソンミンは、身体は大人になり、自分なりに独学をしたとは言え限界はあるし、なにより心が子供のまま。でも周りからは大人と見なされ、精神年齢相応の対応はもう受けられないのかと思うとつらいなと感じました。

あとは、主人公の義理の父がよかった。淡々と仕事をして娘を守っていた。娘が世間に責められ、嫌がらせで家の窓が割られガラス片が散らばっていた時「危ないから下がってろ」と自然に言える。当たり前ではありますが、妻に先立たれ、連れ子である娘に好かれてないどころか憎まれ気味と知りつつも一定した接し方をしているところがよかったです。
ひーぽ

ひーぽの感想・評価

4.0
時間が止まった世界が妙にリアルで映像が綺麗。子役の女の子とカンドンウォンの演技は真に迫るものがある。ラストはハッピーエンドとはいえ、もう一捻りして欲しかったのでマイナス1。

「君の名は」にも匹敵する、少年と少女との、ファンタジックピュラブストーリー

母親が他界し、義父と共に離島に移り住むことになった少女スリン(シン・ウンス)。
家にも新しい学校にもなじめずにいる中、ソンミンという少年と出会う。
自分と同じように親のいない彼と心を通わせ、次第にスリンはソンミンに好意を抱くようになる。
ある日、ソンミンたちと立入禁止区域内にある洞窟に足を踏み入れ、不思議な光る石を見つける。洞窟にヘアピンを落としたことに気付き取りに戻ったスリンが穴の外に出てみると…
割れた石が残され、3人の少年が行方不明になっていた。
誘拐事件として捜査が始まるが、スリンの前にソンミンを名乗る青年(カン・ドンウォン)が現れる。
彼は時間が止まった世界に足を踏み入れ、自分だけが歳を重ねて来たという。
警察は彼を誘拐犯と疑いマークし始める。
青年がソンミンだと信じるスリンとの逃避行が始まり…
果たして真実は、どこにあるのか。

数日で大人になってしまった少年と彼に恋心を抱く少女の切ないラブストーリー。
自分以外の時間が止まってしまうパラレルワールドという荒唐無稽な設定を大真面目に見せる感動のファンタジーだった。

初の長編映画らしい若手監督だが、これが見事に「映画になっていた」。
「映画になる」とは、自分の場合、カメラアングルやカット割りが、ありきたりではなく、こだわって撮っているかどうかが基準になる。
テレビドラマなら普通にこう撮る。という予定調和ではないところを「映画になっている」と感じるのだ。
この映画も見事だった。
ここでわざわざこのロングショットを挟むか!というこだわりが随所に見られ、それだけで至福の映画体験だと思えるのである。
今、韓国映画には明らかに「映画」を意識して撮っている作品が多々見受けられる。
それに対して日本映画はどうか?
残念ながら、テレビドラマと大差のない、こだわりのない映画がほとんどなのである。
これは国策として優れた映画監督を育てている韓国と、全く国が無関心の日本との差である。このままだと、この歴然とした「差」が取り返しのつかない「差」になってしまうのは明らかである。
これが今日観た2本の作品の明らかな「差」だった。

そうそう、少女スリン役の新人女優シンウンスが超絶美少女で、大注目なのも付け加えておこう。
Cisaraghi

Cisaraghiの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

現実にはあり得ない状況において、人間の感情がどう動くか、にはついては誰も経験したことがないので確かなことは言えない。したがって、アレ?と思いつつも受け入れて見ることになる。
 あり得ない事象についても同じようなことが言えるのだが、そんなことが現実に起こり得たら?と想像力を総動員させられる。でも、想像すればするほど疑問点が次々浮かんでくるのを深く考えないように打ち消し打ち消し見進めた。

そうして細かい点に引っ掛からないようにして話に入っていけば、ファンタジックな映像は美しく、主役のはずなのになかなか出てこなくて、顔は似てるのに子供の時と同一人物と思えない雰囲気の(仕方ない、カン・ドンウォンだから…)カン・ドンウォンも美しく、少年少女も美しく、着想がユニークで画面の綺麗な映画だった。特にどこからが家でどこからが植物かわからないような廃屋の美術が素晴らしい!洞窟の泉の底の緑に光る石、甲板から見る海のエメラルドグリーンなど、緑が印象的な映画だ。時が停まった世界も美しいし、何気に大人になったテシクがイケメン。島という設定も一石二鳥。
 そして、構成がしっかりしてて話にちゃんと転結をつける韓国映画らしく、最後の方のスリリングな展開は面白い。面白いけど、一番引っ掛かったのがあそこかもしれない!でも、ラストはハッピーエンド?深く考えないことにしよう!
 というワケで、本国ではヒットしなかったらしいけど、思ったよりずっといい作品だった。家庭は複雑でも、いつも子供とセットのように出てくる貧困は表面的には描かれない。
 アジョシで胸糞悪い悪役を演じていたキム・ヒウォンさん、難しい役どころである義理のお父さん役がなかなかよかったです。今回は好感持てました。
Iamloco

Iamlocoの感想・評価

3.5
ストーリーと映像が上手くリンクして、小さな島で起こる出来事に「時間」の表現が、次元の違う場所で生きる主人公をよく表している。