暇つぶし用には最適な映画。
1969年夏で当時の人気女優シャロン・マリー・テートら4人がマンソン・ファミリーというカルト教団5人に襲われ、惨殺されていく模様を描いた戦慄の73分。
実話とはいえ、最初からバッドエンドありきの話なのだが、どんでん返しなしであるにも関わらず、音やカメラワークで見事に驚かしてくれる演出の数々には感心しました。監督が「アナベル 死霊館の人形」の監督ということもあり、良くできています(脚本「アナベル」シリーズを手掛けた脚本家)。特に主人公や別館にいるウィリアムの後ろにカルト教団の人がいたときは「うしろ!うしろ!」と言いたくなりましたね。
カルト教団も不気味でボスの男がテレビを消してから男性をナイフでメタメタのギッタギタにする下りやロン毛の女性が手を振って「こっちこっち。」と主人公たちを誘うところはまあ気味が悪いです。
けど、何としても別館にいるウィリアムが何でヘッドフォンで音楽聴きながらなんで助けを呼ぶ主人公に気がつかないんだろうって思っちゃってえーーって思いましたね。こういうときはヘッドフォンの音量を下げるべきだと痛感・教訓にさせられる映画でしたね。