ピッツア橋本

希望のかなたのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

希望のかなた(2017年製作の映画)
5.0
ラストカットで泣いてしまう。
…らし過ぎる!!
あまりにアキカウリスマキらし過ぎてその輝きに涙した。

シリア難民問題をテーマに描いた本作との事だが、基本はいつもと変わらない。
底辺で生きる気の毒で不器用だけどガッツ溢れる人々を優し生きる眼差しで追っている。

正直俺には彼の作品ぜんぶ同じで進化も変化も全く感じない。
警官もシェフもみんなタバコ吸ってるし、犬と黒い車が出てきて港をうろちょろしてる。マンガみたいなギャグをブッ込んでくる。
いっつもそう。

ただ本作に関しては中身も外見も含めて最高に<日本>にマッチしていた。
相思相愛だったと思う。

邦題の漠然とした感じがすごく本作を捉えていたし、あのとっておきのジャパニーズギャグは劇場全員笑ってた。

ポスターのコピーの「みんなで、救う」も言い得て妙だし、本当に好感が持てた。

人間讃歌。
俺も明日から強く生きるぞ!
ピッツア橋本

ピッツア橋本